<ストーカー問題の特徴>
夫婦や恋人同士が別れることになった時、お互いの気持ちのすれ違いから、一方が他方を追いかけ引き戻そうとするケースが多くあります。このようなケースでは、よほど強引であったり執拗である場合を除いて、ストーカー問題にはなりません。
ただし、ストーカー問題では、決定的に違う点があります。
それは、ストーカーの加害者は「自分は正しい」「相手が別れを言い出すことが間違っている」「相手が戻ってこないことがおかしい」と思っていることです。
普通の別れは、お互いに言い分はあっても「自分もここは悪かった」「お互いにここはどうしても譲れないから、別れるしかないかな」などと自分を見つめ直すことをします。
ストーカーの加害者には、これがありません。
言葉は丁寧であっても、あくまで「正しいのは自分」なのです。
DV、デートDVの加害者に共通するものがあります。実際に、DVやデートDVの被害者が、加害者と別れる際にストーカーの被害者になってしまうことも多いのです。 |